完成予定図

新日本製鐵は、同社が開発した降伏強度700N/mm2級の高降伏点鋼管『PHYP700PB』が、東京スカイツリーのゲイン塔に採用されたと発表した。

同社は本体塔に降伏強度400N/mm2の『PHYP400PB』、500N/mm2の『PHYP500PB』を納入している。建築構造用鋼管として国内最高レベルの設計強度を持つ鋼管が、高さ634mの電波塔を支える。

建築構造用高降伏点鋼は、超高層建築物の柱部材用として開発した新しいコンセプトの鋼材。溶接性・靭性を確保しながら、構造設計上の強度である降伏点を従来の鋼材より大幅に高め、柱部材の薄手化・軽量化や柱の本数を減らすことに貢献する。

ゲイン塔の中で最も大きな荷重を支える脚部には、設計強度630N/mm2級の鋼材が求められていた。ここに同社の降伏強度700N/mm2級のプレスベント鋼管が採用された。外径1200mmで板厚が60mmと80mmの2種類の鋼管が、合計250t採用された。

同社ではPHY500PBを含めて、ゲイン塔だけで計900tを受注し、2010年4月に全量納入している。

PHYP700PB ゲイン塔