プリウスPHV

リーフのデビューを目前に、EVの話題が大きく盛り上がるのは当然。とは言え、困ってしまうのはそのキモである電池の性能や充電インフラに関して、いまだ諸説が入り混じる事。

様々な試算の前提条件をちょっと変えると結果が大きく異なったりする上に、“推進派”と“疑念派”では述べる事が正反対だったりもするので、現時点では「EVに対する評価を下すのはまだ尚早」だと、個人的にはそんな思いが今だ拭えない。

そこで、リーフ「補助金頼りで300万円」という価格設定を受けて「プラグイン・プリウスも同様の価格」という仮定の下にハナシを進めてみると??これは現段階ではどう考えても、“プリウスに分がある”としかコメントが出来なくなる。

リーフの航続距離はJC08モードで200km。しかしこれは「バッテリーがカラになるまで走り切った際」の数字だから、日常で安心して使える距離とは大きく異なる。そもそも、現在のクルマでも立ち往生への不安感から燃料計の針がゼロを指すまで走り続けたりはしないはず。さらに、残量警告灯が点灯すればいつどこで給油するかと具体的プランを考えるに違いないが、それでも、走行可能距離はまだ100km近くは残しているという場面が殆どだろう。

一方、プラグイン・プリウスの23.4kmというJC08モードでのEV航続データは「そこまでキッチリ使い切れる距離」だ。EVモードが終了すればそこからは”普通のプリウス”に変わるのだから、事実上バッテリー残量を気にする必要など無いのだ。

……と考えると、200km走行分ものバッテリーを積んだリーフは、「高価で重いバッテリーを、しかし普段は使い切れもしない分まで大量に搭載している」というデザインが、どうも余り賢いやり方とは思えなくなってもしまう。

『EVが搭載すべきバッテリーは、大半のユーザーの行動圏内であるせいぜい数十km走行分まで。それ以上の航続距離を狙うクルマには、何らかのレンジエクステンダー・メカをプラスする」??これが、ここ当分の”エコカー”のあるべき姿ではないだろうか。

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