ソフトバンクモバイルは、隣接する基地局が協調制御して移動局と送受信を行う「複数基地局協調伝送方式」の無線通信システムの実験試験局の予備免許を、2日に取得したと発表した。今後、東京都内でフィールド実証試験を開始する。

複数基地局協調伝送技術は、隣接する基地局が協調して移動局と送受信を行うことで、干渉を受けやすいセル間の境界での伝送速度(スループット)を向上させる技術。次世代の移動通信システムの規格LTE-アドバンスド」を実現する技術として3GPPの標準化に向けた検討が進められている。

実証実験は、免許の交付を受けてから2012年12月31日まで実施する。基地局間のデータを同時送信するための同期精度とセル境界でのスループットの改善効果を固定ネットワーク側の伝送路として伝送品質が安定しているイントラネットと安価なインターネットを使用して評価する。実験周波数は3.3GHzで、基地局は2局で実験を行う。