新開発ハイブリッドシステムのカットモデル

日野自動車は29日、小型トラックの燃費性能を大幅に向上させる新しいハイブリッドシステムの実証モニター運行を開始すると発表した。今後、運送事業者に実際に利用してもらって燃費を確認、更なる改善のためのデータ収集を行う。

今回開発した新ハイブリッドシステムは、代表的な走行条件である都市内走行を想定した社内試験でベースとなるディーゼル車に対し約50%燃費を向上した。大幅な燃費向上を達成するため、ハイブリッドシステムを大幅に改良した。

具体的には、エンジンとモーターの間にクラッチを設け、モーターのみでの走行(EV走行)を可能にし、また制動エネルギーを回生する効率も大幅に向上した。ハイブリッドシステムの制御も改良、大幅な効率の向上を図った。ハイブリッドシステムの主要コンポーネントを軽量・コンパクト化して新開発するとともに性能も向上した。

さらに、熱効率を向上させた専用エンジンや伝達効率を向上させた専用トランスミッションを新開発し、ハイブリッドシステムの改良とあわせて大幅な燃費向上に貢献する。

実証モニターは伊藤園、佐川急便、西濃運輸、綜合警備保障、ヤマト運輸、郵便事業が実施する。