準天頂衛星システムにおける時刻管理技術の研究開発

情報通信研究機構(NICT)は、準天頂衛星初号機「みちびき」に搭載した時刻・周波数を高精度に比較する基準時刻管理部(TTS)の正常動作を確認した。今後、地上系との連携確認を踏まえ12月中旬にも時刻管理技術手法の一つである双方向時刻比較技術の実証実験に取り組む。

衛星測位では、搭載原子時計の時刻を正確に求めるほど、軌道推定も正確になり、測位精度も向上する。同機構は、TTSを用いた準天頂衛星初号機のみちびきに搭載した原子時計と地上系システムとの双方向時刻比較技術の実証実験で、11月上旬にTTSの時刻比較機能・ベントパイプ機能などが正常に動作していることを確認した。

これにより12月中旬にも衛星測位システムで重要な時刻管理技術の一手法である衛星双方向時刻比較技術などの実証実験に取り組む計画。

今後はTTSの長時間連続試験などを行った後、12月中旬にもみちびきを使った技術実証実験を開始する。技術実証実験では、衛星〜地上間の高精度時刻比較実験、地上〜地上間時刻比較の広帯域・狭帯域ベントパイプ実験、GPSとのタイムオフセット比較などを実施する予定。