NECと中国子会社の日電(中国)は、地図作成を支援するソフト「リアルスケープ」を開発し、中国市場で販売を開始する。

リアルスケープは、航空写真の全てのピクセル(画素)を高速に画像処理することで、土地や建物の精密な高さを求めることができるソフトウェア。このデータを活用することで自動的に建物の輪郭を取得することができ、従来の目視・手作業を中心とした地図作成作業と比較して作業時間を約30%短縮できるとしている。

また、一箇所の異なる時期の航空写真を処理することで、自動的に経年変化箇所を抽出することができ、土地利用の変化や災害の被災箇所を正確に把握することも可能だ。

中国市場では自動車販売台数の成長に伴ってカーナビも普及してきている。NECは、日本の国土地理院に相当する国家測絵局や、国土資源関連部署などの公共機関のほか、カーナビメーカーなどの民間企業にレアルスケープを拡販し、今後3年間で100社への販売を目指す。

現在NECは、衛星画像処理の開発に取組んでおり、年内には衛星画像を利用した広範囲、高速な地図作成の自動化も実現する予定。