オーディオソースを呼び出すメニュー

パナソニックのSDカーナビゲーションシステム『Sクラス』の2010年モデルが『MW250D』『MW150D』だ。従来モデルと比較してブラックパネルとなり、エンタテイメント機能が大幅に拡張されるなど、その中身は変身を遂げていた。


◆SD-Audio形式のCDリッピングに対応

まず注目すべきは、地図データとは別にエンタテイメント用として8GBのSDHCカードを付属したことだ。これにより、地図データ用の8GBと合わせ、MW250Dは計16GBものメモリーを搭載したことになる。このカードの搭載によるメリットはCDを再生しながら録音できるCDリッピングに反映される。

録音は2倍速となるものの、一度録音しておけば再度CDを持ち込まなくても音楽が楽しめるようになった。しかも、録音したSDHCカードはパナソニックのD-Dockやビエラ・ワンセグなどのSD-Audio対応機器で再生ができる。これはSD-Audioというパナソニックが展開する高音質圧縮オーディオフォーマットに基づいたことで可能になったもの。この辺りもポイントのひとつになるだろう。


◆AVソースを楽しむ機能をフル搭載

MW250Dが持つエンタテイメント機能の魅力はこれだけにとどまらない。iPodやUSBメモリーなどを接続するための専用ケーブルも付属し、iPod/iPhoneだけでなく、セキュリティのかかっていないMP3/WMA形式で保存した音楽ファイルをUSBメモリー経由で再生可能としている。ディスクドライブはDVDビデオ、DVD-R/RW、CD、CD-R/RWの再生に対応し、MP3/WMAを保存したCDや、VRフォーマットで記録したDVD-R/RWディスクも再生できる。

そして、地デジチューナーには高画質な12セグ放送が見られるフルセグ受信を継続して搭載。これらを合わせると、MW250Dのエンタテイメント機能に対する魅力度は相当なまで高められていると言っていい。まさにMW250Dは車内でAVソースを楽しむ機能をフル搭載したメモリー型インダッシュナビへと生まれ変わったのだ。


◆解像度を超えた高画質

モニターにはタッチパネル機能を備えた7型WQVGA液晶ディスプレイを採用する。解像度はQVGAレベルなので、特に高精細な感じはしない。しかし、映像をクッキリと映し出すコントラストを発揮することで昼間でも十分な視認性を確保。これはパナソニックの家庭用テレビ『ビエラ』にも搭載されている高画質回路「PEAKSプロセッサー」の搭載が効果を発揮したためと思われる。

通常の簡易デコード方式ではなく、ハイビジョン用デコードを採用することで圧縮された映像信号を忠実に復元。ハイビジョンらしい美しく高精細な再現を可能にしたのだ。これによって、とくに地デジやDVDの視聴で高品質な映像として楽しめるようになったのだ。

付属のエンタメ用8GB SDHCカード オープン時 ストラーダ Sクラス 付属の8GB SDHCカードにCDリッピングが可能。収録した音楽はSDオーディオ規格となる 音質調整メニュー。バランスフェーダーやイコライザなどの機能も加わった CN-MW250D 右をナビメニュー、左をAV機能に振り分けたツートップメニュー 目的地検索メニュー。グラフィカルなアイコンが特徴的 ストラーダ Sクラス 地図画面下には任意のPOIの表示できるランドマークセレクトボタンを備える ミキサーズ・ラボは「音の匠」「快適メモリーミュージック」「いい音でスムーズトーク」の3つのモードが用意される」