ヤナセは25日、新中期経営計画「TRANSFORM(トランスフォーム)2013」を策定したと発表した。新中計では「筋肉質で収益性の高い企業への体質転換」をテーマに経営基盤の強化に取り組む。

新しい計画では、新車・中古車・アフターセールス各部門が連携を強めて、顧客関係性の強化体制を確立するとともに、全社的なコスト削減や適正人員化などによる拠点収益向上、非効率事業・資産の整理による資産効率の向上などによって筋肉質経営を目指す。

また、ストックビジネス収益拡大による全天候型収益基盤の確保、主要地域でのグループ事業全体の収益機会の底上げによる収益維持と拡大、人材育成活動の拡充、システムなど経営インフラの強化や機構改革などの事業構造改革を柱とする経営資源を強化していく。

新車部門は、既納先や関係の再構築が必要な顧客へのきめ細やかな対応の徹底による需要の拡大を図る。また、百貨店やショッピングモールなどでの出張展示会を増やし、販売機会を拡大して新規顧客の開拓に注力する。同社の顧客は富裕層が多いため、生命保険やアクセサリーなど周辺商品の増販も推進して収益拡大を狙う。

中古車部門は、需要の積極的取り込みに向け、下取り率向上、商品化率のアップ、小売販売体制の強化を掲げる。インターネット経由で中古車を購入する層が増えているため、迅速で適確な対応を徹底して成約率の向上を図る。長期在庫車両を圧縮して収益性の向上も図る。

アフターセールス部門は、関係の再構築が必要な顧客や新車無償保証期間を経過した既納先への対応を強化する。さらに、定期点検・車検の受注拡大・中古車部門との連携による中古車オーナーの入庫促進なども徹底するほか、周辺商品の新商品・新サービスの投入で収益拡大も狙う。