メルセデスベンツ BクラスF-CELL

ダイムラーは17日に開幕したロサンゼルスモーターショーにおいて、年内に『BクラスF-CELL』のリース販売を米国で開始する発表した。

BクラスF-CELLは、『Bクラス』をベースに開発。初代『Aクラス』ベースの『F-CELL』に対して、約40%小型化した燃料電池スタックを搭載。低温始動性の改良にも取り組み、マイナス25度の状態でもシステムを始動できる。モーターの出力は約30%高められており、最大出力136ps、最大トルク29.6kgmを発生する。

二次電池は蓄電容量1.4kWhのリチウムイオンバッテリー。水素タンクの容量はAクラスよりも増やされ、充填圧力は2倍の70MPaに高められた。水素は燃料電池へ送られ、酸素との化学反応により電力を発生し、そのエネルギーでモーターを回す。余った電力はバッテリーに蓄えられる。

BクラスF-CELLの最高速は170km/hで、2.0リットルガソリン車と同等の動力性能を実現。最大航続距離はAクラスの160kmから400kmに大きく進化した。水素ステーションでの水素充填は、約3分間の短時間で完了する。

ダイムラーは今年のロサンゼルスモーターショーにおいて、「ドイツに続いて米国でも、BクラスF-CELLのリース販売を開始する」と宣言。年内に一部顧客に対する車両の引き渡しに着手し、2012年には約70台のリース販売を計画する。米国EPA(環境保護局)が認定した同車の換算燃費は、23km/リットルだ。

月額リース料(3年契約)は、メンテナンス費用込みで849ドル(約7万円)。リース販売で先行するホンダ『FCXクラリティ』の600ドル(約5万円)よりは割高となったが、ダイムラーのトーマス・ウェーバー取締役は、「メルセデスベンツは、米国EPAとCARB(カリフォルニア大気資源局)の両方から認定を受けた燃料電池車を市販する最初のメーカー」とアピールしている。

メルセデスベンツ BクラスF-CELL