ドレスネット

「ロードキル」という言葉をご存知だろうか。道路によって生息域を分断された野生動物が、道路に侵入することで自動車等に轢かれてしまうことである。この、人間の勝手な都合によって犠牲になっている動物は日本だけでも年間3万5000頭(鳥類含む)にも上ると言われている。

とはいえこれを放っておく姿勢はどこにもなく、道路業界関係者もこのロードキル対策には頭を悩ませているのが現状らしい。

「ハイウェイテクノフェア2010」で、そんなロードキル対策に有効だと思われるアイテムを発見した。「ドレスネット」と、商品名は何だかお上品だが、その機能性能は驚くばかりの防護柵用ネットなのである。

そもそも、このドレスネットは魚の養殖池などに使われる網として開発されたモノだそうだ。その耐久性の高さから、陸でも利用されることが進められたというワケ。

注目はやはりその優れた特性だろう。素材はポリエステル100%ながら、引っ張り強度は同じ亀甲網として落石防護に使われる金網(Φ3.2mm)に匹敵するという強さ。しかも腐食しないし、紫外線にも強い。おまけに金網にはない弾性を備えているため、地面に対して強い接地圧力で取り付けることができるから、地面との境界からの侵入も防止できるという。

近年は猪の突進による金網の破壊によって起こる、ロードキルが増えているそうだが、この柔軟で強靭なドレスネットの普及が進めば、そうした被害は減少しそうだ。

ハイウェイテクノフェア2010は主催:高速道路調査会、11〜12日に東京ビッグサイトで開催。

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