8日午前6時10分ごろ、新潟県佐渡市内の県道を通りかかった人が、コンクリート壁に突っ込んで大破したクルマを発見、警察に届け出た。運転していた男性はすでに死亡。警察は午前4時30分ごろに最初の通報を受けながらも出動しなかったことが判明している。

新潟県警・佐渡西署によると、最初の通報を受けたのは同日の午前4時30分ごろ。現場付近を通りかかった男性から「クルマが壁にぶつかっている」との通報が寄せられた。通報者が「運転者は見当たらない」と話していたことから、緊急性のない軽微な物損事故と判断。同署員が現場に向かうことはなかった。

しかし、午前6時10分ごろになり、別の男性から「クルマがコンクリート壁に衝突し、大破している」との通報が寄せられた。これを受けた同署員が現場に急行し、運転席に取り残されたままの男性を確認。男性は心肺停止の状態で、収容先の病院で死亡が確認された。後の調べで、同市内に在住する26歳の男性と判明している。

現場は佐渡市中興付近で、片側1車線。クルマの進行方向に緩やかな左カーブとなっていたが、曲がりきれずに道路右側の路外に逸脱。コンクリート壁に突っ込んでいた。

同署では不手際を認めており、死亡した男性の遺族に謝罪。当直の署員から「なぜ現場に行かなかったのか」について事情を聞くとともに、事故発生時間の特定を進めている。

新潟県警では2006年にもクルマの下敷きとなっていた被害者がいるにもかかわらず、物損事故として処理。翌朝になって発見するというトラブルが起きている。