帝国データバンクは、10月の全国企業倒産集計を発表した。それによると倒産件数は前年同月比10.3%減の960件と、14か月連続で前年を下回った。

負債総額は同99.7%増の5019億5700万円と2か月連続で前年を上回り、今年3番目に高い水準となった。負債1270億円の日本振興銀行関連の中小企業保証機構が全体を押し上げたほか、負債50億円以上の大型倒産が10件と、5か月ぶりに2ケタ発生したため。

業種別では、7業種中、増加したのは不動産業だけで、製造業は10か月連続で前年を下回り。建設業も3か月ぶりにマイナスとなった。製造業では特に自動車部品製造が前年よりも4件減って1件にとどまった。

主因別の内訳を見ると、「不況型倒産」の合計は798件で、構成比は83.1%となった。2009年6月の81.2%以降、17か月連続で80%台の高水準となっている。

また、円高関連倒産は7件発生した。これで今年1月から10月までの累計は38件となり、前年同期の32件を上回っている。