国会内で会見に応じる大畠章宏経産相 撮影=中島みなみ

大畠経産相は2日、中国のレアアース(希土類)禁輸について「現段階で新たな進展があったとは聞いていない」と、説明。輸出規制が続いている現状に変化がないことを示した。

経済産業省などの調査によるとレアアースの輸出は、英文の通関書類とは別に中国語の書類提出を求められるなどの手続きの煩雑化や、輸出物の抜き取り検査率が引き上げらたことによる税関手続きの遅滞などにより進まない状況が、夏前から続いている。

日本政府は外交ルートを通じて問題の解消を求めているが、温家宝首自ら「中国は禁輸はしたことはない」と、その疑惑を否定。日中の現状認識は、その食い違いさえ埋まらないままだ。

「中国にはいろいろ努力をしてほしいという要請はしているので、何らかの進展があるものと期待している」(大畠氏)

世界生産の97%を占める中国のレアアース禁輸は、米有力紙などでも伝えられ、日本だけでなく世界各国の問題に拡大しつつある。