EV専用情報通信システム

日産自動車は11月1日、電気自動車(EV)の利便性、快適性、安心感を向上させるため、12月から日本、米国で発売するEV『リーフ』に、グローバル共通のEV専用情報通信(ICT)システムを導入すると発表した。

リーフには車載のデータ通信モジュール(TCU:テレマティクスコミュニケーションユニット)が搭載される。EV専用ICTシステムは、乗車中にナビゲーション画面でEVオーナーといつでもつながるドライビングサポート機能を提供するほか、乗車前・降車後にもスマートフォンを含む携帯電話やパソコンなどからオーナー向けウェブサイトにアクセスすることで、EV利用履歴、バッテリーの状態管理、充電やエアコンの遠隔操作、エネルギーマネージメント対応などを提供する。

システムは、日産カーウイングスデータセンターと、ナビゲーションシステムを、車載のデータ通信モジュールを介して通信することで、EVオーナーに24時間サービスを提供する。

乗車中に受けられるサービスでは、「到達予想エリアマップ」によってナビゲーション画面をワンタッチ操作するだけで充電の状態などからEVの到達予想エリアが確認できる。最新の充電スポットが自動更新される「充電スポット更新」機能や割安な夜間電力時間帯など希望の時間に充電できる「タイマー充電」を設定する機能もある。

乗車前や降車後のサービスとしては、バッテリーの充電状態、充電遠隔操作、充電完了時間、航続可能距離を確認したり、バッテリーの状態管理、故障診断を行う遠隔チェック機能がある。また、エアコンの遠隔操作や、出発時間に合わせたエアコンの自動運転が可能な「乗る前エアコン」機能もある。運転後に使った電気代を確認できる「電気料金シミュレーション」機能や、EVを走行することで削減できたCO2排出量(予測値)を計算できる機能も持つ。

このほか、世界中のリーフオーナーと電力消費、走行距離、回生ブレーキによる充電量、などを競える「ランキング」機能も表示される。

日産カーウイングスデータセンターでは、EVオーナーの同意を得た上で、グローバルにEVの走行履歴や充電、電力消費の履歴を管理し、EVの走行情報や充電情報を統計的に蓄積・分析し、EV導入によるCO2削減効果やクリーンエネルギー活用度の計測などにも活かす予定だ。

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