SUPER GT(資料画像)

今季の国内トップレーシングシーンを締めくくる大会として、11月12〜14日に富士スピードウェイで開催される「JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010」。

シリーズ戦とは異なる1大会単独の勝負で、久々に復活したビッグタイトル“JAF GP”を競うという新たな試みだ。SUPER GT(スーパーGT)とフォーミュラ・ニッポン(Fニッポン)の同時開催、さらには往年の名ドライバーたちが参戦するレジェンドカップなど、サポートレースも魅力たっぷりの陣容で、日本モータースポーツ界を盛り上げる起爆剤として企図された新趣向の大会。いよいよ初開催が迫ってきた。

レース形式も通常のシリーズ戦とは大きく異なる。SUPER GT、Fニッポンともに、スプリントカップの名の通り、100kmの短距離レースを土曜と日曜にそれぞれ行ない、2レースの合計得点で、GT500、GT300、FニッポンそれぞれのJAF GP獲得者(総合優勝)が決まる、というのが基本方式だ。

SUPER GTに関しては、コンビを組む2人の選手がレース1とレース2を個別に担当するかたちとなるので、レース中のドライバー交代は無し。しかもシリーズ戦とは違ってスタンディングスタート方式が採られ、GT500とGT300が混走ではなく別々にレースをするなど、変更点が多い。シリーズでの勢力図が大きく変わる可能性も?

一方のFニッポンだが、こちらは1名のドライバーが2回の100kmレースを戦う。Fニッポン選手の多くはSUPER GTにも参戦しているため、彼らは土日で計3レース走ることになるのだ。こっちのチームとあっちのチームを行ったり来たりしなければならない選手も出てきて、傍目に面白い“混乱”が見られる可能性もあるわけだが、これもシリーズ外の大会ならではと言えよう。

そして大注目は、Fニッポンの予選(金曜)。各車が1台ずつ1周のタイムアタックを行ない、その周回タイムで日曜のレース2のグリッドが決まるのだが、土曜のレース1のグリッドは、なんとそのタイムアタックの定点(おそらく1コーナー手前)における最高速で決まるのだ! ラップタイムも大切なので、ウイング総外しのような最高速狙いの荒技も採りにくいだろう。どういう戦いになるのか、実に興味深いポイントだ。

この他、全ドライバーを出身地別に分けた「東西対抗戦」の要素を盛り込み、日本レース界“秋の大運動会”の様相も呈してきた富士スプリントカップ。9月には台風の猛威が富士スピードウェイの地元・小山町周辺を襲い、その影響でSUPER GT第7戦が中止になるという出来事もあっただけに、地元復興への励ましという観点からも大いに期待される初回開催だ。

フォーミュラ・ニッポン(資料画像) サポートレース:Netz Cup Vitz Race 2010 Grand Final(資料画像) サポートレース:国土交通大臣杯F4レース・コンストラクター日本一決定戦(資料画像) サポートレース:マイナーツーリングカーレース(資料画像)