シミュレーターでは画面上にも様々な警告が表示され、プリクラッシュセーフティシステムのメリットが体験できた

トヨタ自動車が、今回のITS世界会議で目指したのは「将来のモビリティ社会」の提案と、その実現に向けた取り組みが日常の社会・生活でどのようにITSの技術として具体化されているかを紹介することだ。

その一つが、官民が連携し、世界に先駆けて一部サービスが実用化した「インフラ協調型安全運転支援システム」の展示である。会場では走行実験の模様を映像で紹介すると共に、実験車でもある車両レクサス『LS』を会場内に展示。信号の見落とし防止支援や、一時停止規制見落とし防止支援といった具体的な例を挙げながらそのメリットを映像やパネルで紹介していた。

順番待ちができるほどの人気を見せたのが、プリクラッシュセーフティシステムのシミュレーター。内容としては、衝突を事前に予知してドライバーに警告し、シートベルトを巻き上げてブレーキアシストを行ったり、衝突が不可避な場合には自動的にブレーキが作動する様子を体験できるのが主要な内容。ドライバーモニター付のミリ波レーダー・ステレオカメラフュージョン方式を使ったメリットがよりわかりやすい内容となっていた。

プリクラッシュセーフティシステムのシミュレーター。映像と連動してショックも伝わる 車車間通信で有効とされる700MHzと、路車間通信でメリットのある5.8GHzの両方の実験を行ったことをアンテナを見せて報告 昨年の2月に東京・お台場で開催された実証実験に参加したレクサスLSベースの実験車 日本のメーカーが数多く参加する一角にやや大きめのブースを構えたトヨタ