三菱ふそうトラック・バスとUDトラックスは10月29日、バス事業を統合するための交渉が決裂し、交渉を打ち切った。

両社は2009年8月31日にバス事業を統合するための合弁会社を設立に向けて協議することで合意し、2011年1月の合弁会社設立に向け、協議を続けてきた。

しかし、最終的な合意を得ることはできないとの結論に達し、交渉の打ち切りを決定した。

UDトラックスは、バス事業の見通しと企業評価額について両社の考えが大きく異なり、妥協の余地が無いことが判明したためとしている。

三菱ふそうでは、バス事業での生産体制の再構築、新製品・技術の投入でバス事業を強化してきたが、引き続きバス事業の収益性を高めるため、三菱ふそうバス製造の生産効率の向上や、小型バスの海外輸出の強化、ダイムラーバス部門との部品の共通化の強化などに取り組むとしている。

国内のバス事業では、いすゞ自動車と日野自動車が統合しており、三菱ふそう・UDトラックス連合との2大勢力に集約されると見られていたが、三菱ふそうとUDトラックスのバス事業戦略は振り出しに戻ることになる。

一方、UDトラックスは、合弁会社設立協議の打ち切りに伴って、三菱ふそうとのバスの相互OEM供給を打ち切る。打ち切り時期は、現在商談中の顧客の要望を尊重して決定し、販売したバスに関するアフターサービスは、部品の供給も含めて継続する方針。