トヨタ自動車のスマートグリッド実証実験を紹介する会場内の展示パネル

トヨタ自動車は自社ブース内において、2010年9月より青森県六カ所村でスタートさせた「スマートグリッド実証実験」についての展示を行った。

トヨタが参加している実証実験は、風力発電を主体事業としている日本風力開発が中心となって進めているもので、トヨタの他、パナソニック電工、日立製作所が参加。低炭素社会実現に向けた効率エネルギー利用を実証することを目的に実験を行っている。

会場では、家である「HOME」、電気自動車やプラグインハイブリッド車の「EV/PHV」、そしてそれらを管理する「TSC(TOYOTA Smart Center)」の3つのセクションに分けてパネルを展示し、実験の内容をセクション別に把握できるようになっていた。各家庭に設置されているHEMS(Home energy management system)の展示では、モニターを使いやすいタグ切り替え式とし、必要に応じていつでも利用状況が把握できるようにしていた。クルマで出掛けたときはスマートフォンがその役割を果たし、外出先からのコントロールを実現。さらにクルマの大型モニターとの連携をBluetoothによって実現もしている。

この実験は六カ所村にある日本風力発電が準備した家屋6軒で展開されており、各家屋には家族が実際に住んで実験に参加しているという。トヨタはプラグインハイブリッド車としてプリウスを参加させ、車載モニターと通信ができるスマートフォン(HTC製)でモニタリングも行っている。この実験を通じて、電力の消費状況から消費パターンと高負荷時の影響などを検証。バッテリーの蓄電やエコキュートの制御についても検証していくことにしている。

実験に参加している全家屋(6軒)の利用状況を一元管理するTSC。外部に大型の蓄電施設があり、利用状況によって電力を融通し合える 通信によってスマートフォンでも利用状況の確認が可能。車載モニターとはBluetoothで結ばれ、車載モニターからのコントロールもできる エコキュートの利用状況を表示したHEMSの画面。エネルギーの元となる温水の残量を表示して確認できる PHVの充電状況を示すHEMSの画面。バッテリーの充電完了時刻をはじめ、EVモードで走行できる距離も表示できている ソーラーパネルや風力発電などで得た電気を蓄電し、なおかつEVなどで利用する状況をHEMSで把握する