帝人は、オランダでアラミド繊維事業を展開するテイジン・アラミドが、アラミド繊維「トワロン」の生産ラインを再稼動したと発表した。

テイジン・アラミドは、リーマンショック後の世界的な景気低迷や自動車需要の落ち込みから、トワロンを生産しているエメン工場の生産ラインを一部休止していた。今年前半から需要が急回復してきたため、本格的に再稼動した。

トワロンは軽量で、強度、耐熱性、耐薬品性、耐衝撃性を備えるため、タイヤコードやゴム補強材、ブレーキパッドなどの自動車用途などのほか、光ファイバーケーブルの補強材、防護衣料、産業用のロープなど、アスベスト代替として幅広く使用されている。

アラミド繊維市場は、2009年後半から自動車用途を中心に急速な回復を見せており、さらに防弾用途や、光ファイバーケーブルの補強材としての需要も増加しており、今後も年間7〜8%の成長が見込まれている。帝人グループでは、アラミド繊維事業で今後も革新的な用途開発を積極的に進め、事業の拡大を図る。