ヒュンダイ i-flow

ドイツのBASFは、ヒュンダイのコンセプトカー『i-flow』のプロジェクトで、BASFの提供するエネルギー効率に優れた自動車業界向けのソリューションが認められ、環境面での取り組みを称える「エコグローブ賞」を受賞した。

エコグローブ賞はデュイスブルク=エッセン大学が後援し、同賞創設者のフェルディナンド・デューデンホッファー教授が主宰する。賞は、モビリティ分野の「画期的なコンセプト」、「イノベーション」、「製品」、「生産プロセス」を通じた環境配慮への取り組みを評価する。2007年に初めて開催されたエコグローブ賞は、10年には過去最多となる100件以上の応募数を記録した。

BASFは「サプライヤー・イノベーション」部門で第3位に入賞した。BASFはヒュンダイと協力してi-flowを開発し、3月に開催されたジュネーブモーターショーで披露した。複数のソリューションを多数組み合わせることにより、i-flowのCO2排出量は85g/kmにまで低減された。削減量のうち約半分がBASFの技術によってもたらされた。

BASFのパフォーマンスポリマー部門を統括するウルフガング・ハプケは、「i-flowは、環境に優しい未来の自動車を実現するために、化学業界が主要な役割を果たせることを証明した」と語る。

i-flowのエネルギーコンセプトには、次のような技術が採用されている。
●最新型のディーゼルエンジンを硬質の発泡ポリウレタンで覆い断熱し、エンジン保護と環境負荷軽減を両立する。
●2つの部品に4つの排出量削減技術が集約された触媒
●軽量素材の採用で資源の節約がなされたシートフレーム
●赤外線を透過、または反射する性能を持つ顔料を内装の表層部に用いることで、ダッシュボード、シート、中央コンソールなどのプラスチック表面を低温化

ヒュンダイ i-flow