スマートフォンを車載ディスプレイと連携した利用イメージ

KDDI研究所は、車載器を通してスマートフォンを利用するためのトータルシステムの開発に成功した。この技術を活用することでナビゲーション機能をはじめ、スマートフォンの多様なアプリケーションを車載器を通して利用することが可能となる。

これまで、携帯電話機やスマートフォンをUSBやBluetoothで車載器と接続して連携することで、スマートフォンの多種多様なアプリケーションを動かす取り組みが展開されてきたが、ケーブル接続の煩雑さや、走行中の振動によるコネクタ破損などの問題や、通信速度が低いことから車載器と連携できるアプリケーションやコンテンツに限界があった。

今回開発した技術は、スマートフォンの表示画面を画面サイズのより大きな車載ディスプレイに転送する機能や、ディスプレイパネルをタッチすることでスマートフォンを遠隔操作する機能を、無線LAN上で実現する。これにより、車内利用環境でのスマートフォンの視認性、操作性が向上し、車内乗員が車載ディスプレイを通して情報を共有することが可能となる。

同時に、スマートフォンのバッテリ消費と充電手段を確保するため、スマートフォンをワイヤレスで充電する機能も開発、画面転送・遠隔操作機能と合わせてスマートフォン上での動作を実現したとしている。

今回開発した技術は10月25日〜29日まで、釜山(韓国)で開催される「第17回ITS世界会議2010」で紹介する。