改善箇所説明図

トヨタ自動車は21日、『クラウン』『クルーガー』『ハリアー』『アルファード』およびレクサス『GS350』『IS250』『IS350』計11車種の燃料ポンプ用電線とブレーキマスターシリンダに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、2002年5月10日〜06年3月2日に製作された59万9029台。不具合は2か所で。

(1)燃料タンク内の燃料ポンプ用電線が屈曲しにくい材質のため、給油口を開けた際のタンク内圧変化でポンプ取付面が大きく変異した場合に接続端子部が摺動、摩耗し、端子嵌合力が低下して導通不良となり、燃料ポンプが停止してエンジン始動不能や走行中にエンストする恐れがある。

(2)ブレーキマスタシリンダで、市場で使用されるブレーキ液での潤滑性評価が不足していたため、ポリマー成分の少ないブレーキ液を使用するとシリンダ後端のゴム製シール部が潤滑不良となってめくれ、シール部からブレーキ液が漏れて警告灯が点灯し、制動力が低下するおそれがある。

(1)については全車両、電線を対策品に交換する。(2)については全車両、シールを対策品に交換するとともに、マスターシリンダからのブレーキ液漏れを点検し、液漏れのあるものはブレーキブースタを新品と交換する。

不具合発生件数は(1)が417件、(2)が284件で、市場からの情報と国土交通省の指摘で分かった。いずれも事故は起きていない。

改善箇所説明図