三菱ガス化学は、植物由来の原料を使用した高耐熱ポリアミド樹脂の開発に成功した。自動車のエンジン周辺部材など向けに市場を開拓していく。

ポリアミド樹脂は、分子構造の最適化により結晶性を高めることで高い耐熱性を持ちながら、融点を300度以下に抑え、成形加工性も維持している。原料の50%以上に植物由来の化合物を使用しており、国内では環境に優しいバイオマスプラスチックに分類される。

同社では、ポリアミド樹脂を原料としたMXナイロンを生産販売し、主に食品包装材料用途と成形材料用途に広く販売している。

今回開発した高耐熱ポリアミド樹脂は、耐熱温度から、LED周辺部材、鉛フリーハンダを必要とする電気・電子部品、自動車のエンジン周辺部材などの用途への販売が見込めると見ている。

高耐熱ポリアミド樹脂は、ポリアミド樹脂を生産している新潟工場、米国のヴァージニア工場などを含む複数拠点で生産する予定。