i-MiEVに搭載予定の接近音通報装置を試した

音がしないことで歩行者に対する危険性が指摘された電気自動車とハイブリッド車だが、車輛の接近を音で知らせる「車両接近通報装置」の装備が義務付けられる方向だ。今回、三菱『i-MiEV』に搭載される通報装置のプロトタイプを試した。

実際に低速で走行し車両接近通報装置を作動させてみると、通常走行時のモーター音を強調したような音が流れる。メロディや、エンジン音が流れたりするわけではないので違和感はない。しかしその音量は、エアコンの電動ファンが回り始めると、音が消されてしまうといったレベル。幹線道路などの騒音下や雨の中では、ほとんど聴こえない可能性もある。

また、後退時にも同様の音を発生する。日産『リーフ』では、後退時はトラックのように断続的な通報音を発生させるが、i-MiEVは前進時と全く同じものだった。

今回の車両接近通報装置は、確かに静かなEVの雰囲気を壊すものにならない仕上がりとなっている。もちろん、歩行者に対するドライバーの配慮が第一であるが、どんな状況下に置いても歩行者がEVの接近を感じ取れる、もう少し積極的な装置となっても良いはずで、雑踏の中でも聞き取れる音の指向性や音域などについては再考の余地があるかもしれない。

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