第10戦(鈴鹿サーキット)

2010年シーズンのPCCJ(ポルシェカレラカップジャパン)は、10月8日についにクライマックスのF1ラウンドを迎えることとなった。F1日本グランプリのサポートレースとして開催される第9戦&第10戦は、クラスAから12台、クラスBから4台を加えた計16台がエントリー。シーズンも終盤戦に差しかかり、どちらのクラスも熾烈なタイトル争いが続いている。

まず、金曜日の午後から行われた第9戦の公式予選は気温も大幅に下がり、雨もパラつく天気。そんな中、ディフェンディングチャンピオンのゼッケン1番清水康弘選手(クラスA)を先頭に「997GT3カップ」が次々コースへと飛び出して行く。ポールポジション争いは、2010年シリーズチャンピオンを奪い合う清水選手とゼッケン10番安岡秀徒選手(クラスA)。そして、スポット参戦としてスーパーGTなどで活躍するゼッケン77番阿部翼選手(クラスA)を加えた3名で競われることになった。

それぞれがラップごとにタイムを塗り替える中、阿部選手が好タイムをマーク。このままスターティンググリッド最前列獲得なるか、と思われた。が、最後のアタックに挑んだ安岡選手が予選終了間際でそのタイムを上回る2分6秒465を叩き出し、見事ポールポジションを獲得した。

さて、本来であれば翌9日に第9戦の決勝レースが行われるところだが、当日はまさかの大雨。やはり土曜日に行われるはずだったF1予選が10日の午前中に持ち越しなったこともあり、残念ながらPCCJ第9戦は中止の運びとなってしまった。

結果、第10戦決勝レースのスターティンググリッドは、第9戦のグリッド順位をそのまま採用することとなる。

10日は前日の大雨とは打って変わった快晴。グランドスタンドの大観衆が見守る中、ついにF1GP日本ラウンドの決勝レースが始まった。全16台の997GT3カップが一斉に1コーナーへと突入する。トップで通過したのは安岡選手。それに阿部選手、清水選手、ゼッケン9番小林賢二選手(クラスA)、ゼッケン4番林久盛選手(クラスA)の順で続く。

激しいテール・ツー・ノーズを繰り広げていたトップの安岡選手と阿部選手だったが、2周目の1コーナーで阿部選手が痛恨のコースオフ。これにより、2位以下に大きなマージンを得た安岡選手がトップチェッカーを受けた。2位には清水選手が入る。

ところが、土曜日の大雨で始まった波乱のF1ラウンドは、ここで予想だにしない展開を見せる。なんと、安岡選手に対しフライングの裁定が下り、30秒のペナルティが課されてしまったのだ。その結果、第10戦の勝者は清水選手が獲得することになった。2位表彰台は3番手についていた林選手が繰り上げで獲得。安岡選手は3位という結果だ。

これにより、PCCJ選手権争いでは清水選手が安岡選手との差をさらに6ポイント広げている。PCCJの2010年シーズンもいよいよ残り2戦。波乱の展開が続く今シーズンだけに、シリーズチャンピオンの行方は最終戦まで分からない。

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