帝国データバンクは2010年度上半期(4〜9月)の全国企業倒産集計を発表した。それによると倒産件数は前年同期比14.3%減の5751件となり、3年ぶりに5000件台まで減少した。

中小企業金融円滑化法に基づく返済猶予など、金融支援策が浸透し倒産件数は減少した。

負債総額は同6.7%増の2兆6319億円と2年ぶりに増加した。9月の日本振興銀行と武富士の2社で1兆1141億円と、全体の4割以上を占めたため。全体的に大型倒産は減少しているものの、負債5000万円未満の倒産が高水準で発生している。

負債総額トップは日本振興銀行の6805億円。負債総額100億円以上は18件だった。

業種別に見ると、7業種すべてで前年同期を下回った。特に卸売業、サービス業は大幅減少となった。倒産の主因別では販売不振などの「不況型倒産」の合計は4817件で、構成比は83.8%となり、2005年4月の集計基準変更後で最高を記録した。