回答者の71%が「車内で口論になったことがある」と回答したという

スペインの自動車メーカー・セアトは、イギリス人ドライバー3000人を対象に、自動車内の喧嘩に関するアンケートを行なった。

それによると、「車内で同乗者と口論になったことがある」と答えた人は、回答者全体の71%にのぼった。また、同乗者と喧嘩が始まるまでの平均所要時間は、運転開始から22分だった。

口論になったことがある人のうち約半数は、喧嘩のあとに「目的地到着まで口を利かなかったことがある」と答え、1割は「修復し難い溝が生まれ、別れたことがある」と回答した。

さらに約2割は、「同乗者が降りてくれるまで、車を路肩に停めて待った」経験があり、逆に「同乗者だったとき、自ら車を降りて家まで歩いた」という回答者も、ほぼ同じ割合でいた。

同乗者の存在を「ストレスに感じ、同じ車に乗るのを拒否した」経験がある人も22%に及んでいる。

回答者による、車内で喧嘩が起きた理由や状況は以下のとおりだ。

1位 希望ルートの相違 または 道に迷った時…44%
2位 駐車場所を見つける時…37%
3位 スピードの出し過ぎ…34%
4位 車間距離…24%
6位 ドライバーへの口出しや忠告…20%
6位 ラジオ局や音楽の選択…20%
7位 挑発的な運転…17%
9位 コーナーの進入速度…15%
9位 暖房が効きすぎ…15%
10位 冷房が効きすぎ…14%

以上、イギリス人にかぎらず、誰しも心当たりがありそうなアンケート結果となった。

調査したセアトは、「多くのドライバーは、渋滞に遭遇したり、道に迷った時などに極度の緊張を強いられる。だが、それ以上に同乗者との摩擦がストレスを生むようだ」とコメントしている。

ちなみに24%の回答者は「車内で行なう議論には、答えが出ない」と感じている。
いっぽうで回答者の4人に1人が、「カーナビの指示によって、仲互いが回避できたことがある」とも証言している。ルートがもとで喧嘩になった場合、“第三者”であるカーナビの声は、意外にも状況改善のきっかけになるのかもしれない。

この調査結果に、ある心理学者は、車内で喧嘩が発生しやすい要因として「横並びの座席はお互いの目を見て話せないので意志疎通が難しい。さらに狭い空間ではいさかいが起きても逃げられないため」と分析している。

同時に、対処方法として「車内ではデリケートな話題は避ける」「音楽は事前に用意しない」「車内で飲んだり食べたりしない」「カーナビの指示や仕事の電話は無視する」ことをアドバイスしている。

冒頭のように、ドライブデートでは22分を経過してからが危険タイム。車内の険悪ムードを回避するためには、魔の時間に突入する前にパートナーがすんなりと眠りにつけるような音楽を用意しておくのもひとつの手段か?

笑顔のカップルも22分後には… 喧嘩の理由第1位は、「希望ルートの違い、道に迷った時」となった