日本自動車工業会は、9月21日から10月31日まで政府が実施する秋の全国交通安全運動と連動し、「自工会・2010年秋季交通安全キャンペーン」を実施する。

キャンペーンでは交通事故死者の低減に向けてドライバー、二輪車ライダーと同乗者に交通安全を啓発し、安全な交通社会の実現に向けて寄与するため実施する。

ドライバー向けには、後席シートベルトの着用促進に力を入れる。2008年6月から後席におけるシートベルトの着用が義務化されたものの、2009年に調査された後席シートベルトの着用率は、一般道で運転席96.6%、助手席90.8%だったのに対して、33.5%にとどまる。後席のシートベルト非着用者の致死率は着用者の約4倍である実態から、後席でのシートベルト着用促進の徹底を呼び掛ける。

また、ドライバー向けのサブテーマとして夕方早目のヘッドライト点灯も呼び掛ける。事故死者数が増加する秋から年末には、特に高齢歩行者の割合が増加することや、高齢者死亡事故のピークが午後5時台であることを踏まえ、薄暮時に高齢者を中心とする歩行者は、走行中の自動車に気づきにくいことをドライバーに認識してもらい、高齢歩行者に自動車の存在を気づいてもらうため、夕方早目のヘッドライト点灯を呼びかける。

二輪車ライダー向けにはヘルメットの正しい着用を推進する。2009年の二輪車乗車中死者886人のうち、原付では33%の117人が、自動二輪では28%の149人が事故時にヘルメットが脱落しているなど、二輪車乗車中死者のヘルメットの脱落率が高い。顎ヒモ緩め、不締結を防ぐため、ヘルメットの正しい着用の徹底を訴求する。