西田厚聰会長

「国際物流総合展2010」が14日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。その開会レセプションの挨拶で、日本ロジスティクスシステム協会会長で東芝会長の西田厚聰氏は、次のようにロジスティクスイノベーションの重要性を説いた。

「日本経済がようやく回復の兆しを見せつつあったが、米国経済の減速懸念による急激な円高など、先行き不透明な状況が出てきた。そうした中で、企業は社会的な責任を果たしつつ、経営の効率化と持続的な成長を実現していかなければならない。ロジスティクスの高度化・効率化が経営戦略上の最重要課題の一つとして位置づけられる」

これまで挨拶ではほとんど原稿を用意しなかった西田会長だったが、この日は原稿を見ながらスピーチ。「最近、いろいろな役職が多くなって挨拶する機会が増えたので、覚えられなくなってきました」と笑うが、ロジスティクスは持続可能な社会を実現するための重要な基盤機能とのことだ。

ただ、このところの円高は非常に気にしており、「日本の経済を考えると、1ドル90円ぐらい。95円ならもっといい」とつぶやく。菅政権には“口先介入”ばかりでなく、効果のある為替政策を期待している様子だった。

なお、同展は17日まで開催され、主催は日本産業機械工業会、日本産業車両協会、日本パレット協会、日本運搬車両機器協会、日本物流システム機器協会、日本ロジスティクスシステム協会、日本能率協会の7団体。