党員サポーター票では菅氏の圧勝だった 撮影=中島みなみ

満場の拍手の中、再び代表に選出された菅直人氏は、晴れやかな表情で挨拶に立った。

「新たな代表に選出いただいたことを心からお礼申し上げる。最終の訴えの中で申し上げたように、日本は本当に困難な中にある。その日本を元気な日本に作り直して、次の世代に渡していく。その仕事をみなさんのご指示ご支援をいただいて、本当に命をかけてやらなければと、改めて決意を新たにしたところです」

僅差だった国会議員票と比べると、多数の投票で、当初から菅氏有利といわれた一般党員とサポーターの有権者票は、菅氏に追い風が吹いていた。

300選挙区を都道府県別に見ると、小沢氏が全域を押さえたのは、岩手、富山、石川、沖縄の4県のみ。

菅氏は、岐阜、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、和歌山、島根、岡山、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、熊本の17県すべての選挙区と、北海道、東京、愛知、大阪など大都市圏を抱える都道府県の9割以上の選挙区を制した。

投票数では、菅氏13万7998票、小沢氏9万0194票だった。

「小沢さんには長い間、先輩として教えをいただき、今回の選挙でも多くの議論をさせていただいた。お約束したようにノーサイド。民主党全員が自分の力をフルに発揮できる挙党体制でがんばる。国会議員、全党員のご協力を改めて心からお願い申し上げる」

相当な困難が予想される国会運営を前にして、菅氏は新代表に選出されても低姿勢を崩さなかった。