決意表明に臨む小沢、菅両候補(14日午後 港区) 撮影=石田信一郎

民主党臨時党大会が14日午後2時から、都内港区のホテルで開催された。広さ2500平方メートルの会場には、国会議員ら民主党関係者と報道陣らあわせて2500人が集まった。

立候補届出順に小沢一郎候補者と菅直人候補者が、各15分ずつ決意表明を行った。

壇上に立った小沢氏は緊張からか、声がかすれていた。

小沢氏は「自分にその資質があるか。政治の最高責任者として国民の生活を守る責任を果たすことができるだろうかと自問自答した。それにも関わらず立候補したのは、今、政治を変えないと間に合わないという思いからだ」と、自身の政治に対する思いから語り始めた。

菅氏は、民主党の歴史をさかのぼり、現役中に刺殺された石井紘基代議士やがんに倒れた山本孝史参議を例に挙げた。

「2人に共通するのは、誰にも指図されず、誰にも依存せず、自立し、その志で、世の中の不条理と戦い続けたこと。これこそが民主党の原点であると思う」

政策について小沢氏は「政治と行政の無駄を徹底的に省き、そこから絞り出した財源を国民の生活に返すという去年の衆議院選マニフェストの理念は、段々すみに追いやられている。実際、来年度の予算平成では概算要求一律10%カット。これでは自民党中心の政権と変わらない」と、菅政権を批判。

財政規律を優先するより、官僚の抵抗を排し無駄を削減することが先だと強調した。

菅氏は「21の国家戦略プロジェクトは、特命チームを多数設置し、党内の議員に専門分野を生かして参加、民主党の総力を挙げて実現する体制を作る」と、緒に就いたばかりの政策の実行を訴えた。

また、小沢氏は「地域の特色にあった街作りの中で、お互いが絆で結ばれ助け合う社会。田園と都市が調和を保ち、どこでも一家団欒の姿が見られるニッポン。個人が自らの意見を持ち諸外国と渡り合う自立した国家ニッポン。そのようなニッポンに作り直したい」と、話すと、菅氏も呼応。

「私にも夢がある。35年前、自民党に変わりうる政権担当能力を持った政権を作りたいと35年前に思った。20年に及ぶ閉塞状況を打ち破り、日本の国の形を指し示し、元気な日本を復活させること。その元気な日本を次の世代に引き継いでいきたい」と、話した。