昭和電工は、液晶パネルのガラス基板の表面研磨に使用する酸化セリウム質研磨材『ショウロックス』の値上げに向けて納入先との交渉を開始した。

中国政府がレアアースの輸出許可枠を大幅に削減したことから、酸化セリウム質研磨材の原料となる希土の調達が困難になることが避けらない状況で、同社は、納入先には製品の供給量の削減を要請している。

加えて中国政府の希土保護政策による原料希土価格の暴騰と、輸出許可枠の削減による供給数量の減少、手数料の高騰のため、原料希土の市況価格が現時点で1kg当たり50ドル上昇している。

こうした状況下、原料確保のため、現時点の市況価格で希土の購入をせざるを得ない状況で、原料価格上昇によるコストアップ分について価格に転嫁する。

値上げは11月出荷分からで、値上げ幅は乾粉タイプが1kg当たり3500円以上の値上げを求めていく。

中国政府のレアアースの輸出制限で、ハイブリッドカーなどに使用するネオジムなども近い将来、供給不足から価格が急騰する可能性が指摘されている。