チッソは13日、EV(電気自動車)やプラグインハイブリッドカー(PHV)向けに成長が見込まれているリチウムイオン二次電池の正極材市場に参入すると発表した。

リチウムイオン二次電池は、EV向けの開発が本格化しており、高効率で信頼性が高い部材が求められている。同社はこうしたニーズに対応するとともに、業容を拡大するため、ドイツのH.C.スタルクと合弁会社を設立、両社のノウハウと生産技術を融合して高品質なリチウムイオン二次電池正極材の製造・販売、研究開発を推進することで合意した。

合弁会社は「CSエナジーマテリアルズ」で資本金は3億5000万円。チッソが51%、スタルクが49%出資する。

合弁会社が生産する正極材を使用したリチウムイオン二次電池は、通常のものと比べて高容量で安全性も高いものを開発、特に車載用電池正極材料としての需要を見込んでいる。

両社は10月にはチッソ水俣製造所内で年産1000tの生産能力を持つ製造設備を着工、2012年初頭に完成する予定。