今年4月、愛媛県宇和島市内で発生した交通死亡事故について、愛媛県警は8日までに20歳の男(当時)を被疑者死亡のまま、危険運転致死傷容疑で書類送検した。飲酒運転の発覚を逃れ、高速度で走行中に事故を起こしていた。

愛媛県警・宇和島署によると、問題の事故は2010年4月29日未明に発生している。宇和島市寄松付近の国道56号で、パトカーに追跡されていた乗用車が前走車を強引に追い抜こうと対向車線側に進入した際にスリップ。そのまま道路右側の電柱に激突した。

この事故でクルマは大破。運転していた同市内に在住する20歳の男が車外に投げ出されて頭部を強打。近くの病院に収容されたが約4時間後に死亡。また、逸脱車に追い抜かれた乗用車を運転していた同市内に在住する59歳の女性には、大破したクルマに搭載されていたエンジンの一部(発電機、重さ約5kg)が直撃。これによる受傷が原因でこの女性も死亡している。

運転していた男の血液からは高濃度のアルコール分を検出。警察ではアルコールの影響下でクルマの制御が困難な状態だったにもかかわらず、クルマを高速度で走行させた危険行為と判断。この男を危険運転致死傷容疑で被疑者死亡のまま書類送検した。