ソニーは、欧州での液晶テレビ生産から撤退する。液晶テレビ事業の収益力を強化するため、不採算部門から撤退する。

欧州子会社で液晶テレビを生産するバルセロナ工場を、スペインの自動車部品メーカーのフィコサ・インターナショナルと、インフラ・設計・開発などを手掛けるコムサ・エムテに今年12月末までに売却することで合意した。

バルセロナ工場は製造部門と、設計・開発部門の2社に分割して新会社に移管、製造部門がフコサが、設計・開発部門をコムサがそれぞれ買収する。従業員1100人はそのまま新会社に引き継がれる予定。ソニーはバルセロナ工場の売却後、2年間は製造新会社に液晶テレビの生産を委託する。

ソニーでは、バルセロナ工場の売却に伴う損失については、今期の構造改革費用750億円の中に織り込み済みで、業績見通しへの影響は軽微としている。