JX日鉱日石エネルギーは、中国石油天然ガスグループの日本法人中国石油国際事業日本(PCJP)とJXの大阪製油所を合弁製油所化することで最終合意した。

景気低迷や自動車の低燃費化で、国内の石油需要は大幅な減少が見込まれ、国内石油元売りは過剰な精製設備を抱え込んでいる。しかし、中国をはじめとするアジア・太平洋地域の石油需要は今後も増加する見通し。

JXとPCJPは、JXの製油所運営能力と、中国石油の製品マーケティング能力を相互に有効活用する合弁会社の設立について検討してきた。具体的には、大阪製油所を国内市場向けの製油所からアジア・太平洋市場に向けた輸出型製油所に転換、余剰となっている生産能力を海外向けに活用するとともに、アジア・太平洋地域のエネルギー安定供給基盤の強化を図る。

JXは10月1日に大阪製油所を分社化した後、設立する新会社に事業を移管、同日付で新会社の株式49%をPCJPに譲渡する。大阪製油所の原油処理能力は日量11.5万バーレル。

新会社は「大阪国際石油精製」で資本金は50億円。原油を精製して生産した石油製品は主にアジア・太平洋市場で販売する。原油の調達と石油製品の販売は中国石油に委託する。