ハミルトン

サマーブレイク明けのF1グランプリ第13戦ベルギーGPを制したのはマクラーレンのルイス・ハミルトン(29日)。この勝利によってウェーバー(レッドブル)からドライバーズランキングのトップを奪い返す事に成功した。

晴れ間のドライコンディションでスタートするかと思われたベルギーGPだったが、フォーメションラップから二度三度とサーキット上空を横切ったスパ・ウェザーの雨雲によって大波乱の様相を呈す。

以下に「スパ・ウェザー」をキーワードに翻弄されたドライバーを列挙しよう。1周目の最終シケインで、今回のグランプリが300戦目の参戦となったバリチェロ(ウィリアムズ)がアロンソ(フェラーリ)に追突。これによって早くもセーフティーカー導入となる。

16周目の最終シケインではペースの上がらない2位バトン(マクラーレン)を追いつめたベッテル(レッドブル)がブレーキングミスによってバトンの左サイドポンツーンに激突! バトンはリタイア、ベッテルはその後にピットスルーペナルティを受け、さらにリウッツィ(フォースインディア)との接触によって左リヤタイヤをパンクさせて優勝争いはおろか、ポイント獲得争いからも完全に脱落してしまう。

34周目にはトップ独走のハミルトンが再び降り出した雨の影響でコースオフしてしまうが、なんとかコース復帰してトップを堅持。

この直後、トップグループはレインタイヤを求めてピットに入るが、2位を走っていたクビサ(ルノー)は濡れたピットロードで止まりきれずに停止位置をオーバーラン、タイヤ交換に手間取り、ウェーバーに2位の座を奪われてしまう。

44周で争われていたベルギーGPの38周目、ベッテルと同様にチャンピオン獲得のために取りこぼしが許されなかったはずのアロンソが、濡れた縁石でリヤを滑らせまさかのリタイアを喫する。

チャンピオンシップの側面だけで言えば、ハミルトンとウェーバーが勝ち組となり、バトン、ベッテル、アロンソが負け組となったベルギーGPだった。

ところで予選19位という下位グリッドからスタートした小林可夢偉(ザウバー)は、またもや早期のタイヤ交換作戦を成功させて8位で2ポイントゲット。そのレース&タイヤマネージメントは、驚異的と言っても過言ではないだろう。

ポイントフィニッシュは以下の通り。ハミルトン、ウェーバー、クビサ、マッサ(フェラーリ)、スーティル(フォースインディア)、ロズベルグ(メルセデスGP)、シューマッハー(メルセデスGP)、小林可夢偉(ザウバー)、ペトロフ(ルノー)、リゥッツィ(フォースインディア)。

ウェバー クビサ クビサ 小林可夢偉 表彰台(写真=ブリヂストン)