KDDIと沖縄セルラーは、太陽光発電と蓄電池を連携させるとともに、深夜電力も活用するトライブリッド方式電力制御技術の実証実験を沖縄県で8月下旬から実施する。

沖縄は、台風が多く、日本本土とは日照時間が違うため、沖縄県のau携帯電話基地局で実験する。

一方、トライブリッド基地局でのリチウムイオン電池やアモルファス太陽電池の活用についても検証する。

KDDIはトライブリッド基地局を新潟県2局、栃木県1局、茨城県1局の計4カ所に設置して実験している。これまでの実験で各基地局とも消費電力・CO2排出量が最大約30%、電力料金では最大約40%削減を確認した。

今回、KDDIと沖縄セルラーは共同で、沖縄県でトライブリッド基地局を新設すると同時に、太陽光パネルの架台部分の環境負荷低減とコスト削減を目的に、2種類の太陽光架台で検証する。

1つは屋外型無線機の架台と一体化することで基礎工事や架台の部材の少量化を図る。もう1つは、再利用可能な耐候性樹脂を素材にした架台で、アンカーによる固定が必要なく、架台材料・架台重量の大幅な削減が図れる。それぞれの架台で、台風による強風雨が及ぼす影響や耐久性を検証する。

また、蓄電池の小型・軽量化や長寿命化、鉛金属削減による環境負荷の低減を図るため、三洋電機製のリチウムイオン電池を用いた検証を新設する埼玉県と愛媛県のトライブリッド基地局で実施する。

さらに高知県では、既存基地局設備の省電力化を図るため、アンテナ鋼管柱鉄塔に軽量、フレキシブルな三菱化学製のアモルファス太陽電池を直接巻き付け、鉄塔への影響や、垂直敷設による発電効率を検証する。