ジューク

クロスオーバーSUVとしては、このぐらいインパクトのあるデザインの方が個人的には歓迎だ。モーターショーに出展されていたコンセプトカー、『カザーナ』の面影がどの程度残されるのか注目していたが、ここまでとは驚いた。

インテリアは、レッド以外の色だとごく普通に見えてしまってツマラナイ。質感までも、レッドの方が上に見えるから不思議だ。面白いなと思ったのは、『ジューク』だけにジュークボックス風の演出があるデジタル表示画面。エコ、ノーマル、スポーツの3モード切替えごとに、トルクメーターやエコ度表示などが出てきて、運転を楽しませてくれる。加速フィールなどの感覚も、エコとスポーツではけっこう違いを感じられるので、長距離を飽きずに走ることができた。
 
ただ、フットワークそのものは街中メインという感じで、山道ではやや柔らかく、高速道路ではちょっと硬い。スポーティなセダンに近いイメージだが、もう少ししなやかさがあるともっと良かった。
 
とはいえ、こうした個性の強いモデルが、トップグレードでも180万円を切る価格というのは時代に合っている。子育てを終えた人たちのダウンサイジングというニーズ、そしてまた、クルマが欲しいけど買う余裕がない、もしくは魅力を感じないという若者たちにも、十分にアピールする力のあるクルマだと思う。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

まるも亜希子|カーライフジャーナリスト
大学在学中に声優デビュー、卒業後は自動車専門誌で編集者を務める。2003年、カーライフ・ジャーナリストとして独立し、雑誌、ウェブ、ラジオ、CS、イベントへの出演等を軸に活動中。04年、05年には、サハラ砂漠2500kmを走破する女性だけのラリーに挑戦し、日本人チームとして初めて完走。現在、ニッポン放送『DRIVE with ECO&DREAM』レギュラー出演中。

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