C3

予想以上によかった。このクルマでは、やはり「ゼニスウインドウ」に触れずにいられないわけだが、乗ると未知なる感覚で、サンルーフよりこっちのほうがよっぽどいいと思う。

たとえこれがなかったとしても、このクルマはとても魅力的。内外装のユニークなデザインも興味深く、しかも実用性に優れるところも好印象だ。

軽快かつフワッとしながらも、タイヤが路面に吸いつくような独特のフィーリングもこのクルマならでは。コーナリングでは、かなり深く舵を与えたところでもちゃんと舵が利く。実はスポーツ性能も侮れないクルマでもある。

このデザインと走りがあれば、いまだATが4速という弱味もどっちでもよくなってきたほど。そもそも4速ATというのは、実際の性能以上にネガティブなイメージがあるが、そんなにひどいことはない。そして新しいC3では、その4速ATもいくらか改良されて、それほど大きな不満を感じさせない仕上がりになっていることもお伝えしておこう。

惜しむらくは、オプションのHDDカーナビを選ぶとせっかくのインテリアが台無しになることと、相変わらず販売網(メンテナンスを含む)が十分でないことだ。


■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★


岡本幸一郎|モータージャーナリスト

1968年富山県滑川市生まれ。学習院大学卒業後、生来のクルマ好きが高じて自動車メディアの世界へ。自動車情報ビデオマガジンの編集部員、自動車専門誌の記者を経てフリーランスとして独立。ユーザー目線に立った視点と、幅広い守備範囲を自負し、「クルマ好きのプロ」として、近年は WEB媒体を中心に活動中。レスポンスの試乗コメントでは、他媒体では諸事情で書きにくい「本音」も吐露!?

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