日本板硝子は、公募増資などで総額約500億円を調達すると発表した。海外を中心に、自動車向けガラスなどの需要が増加する見通しなため、海外で必要となる設備投資資金を調達する。

同社では、今回の公募増資で、重要な地域や事業分野での主要な戦略に必要な設備投資資金、合弁事業への投資資金を確保する。特に高い成長の見込まれる南米、メキシコ、東欧、東南アジア、中国などの新興市場で、拡大する需要を取り込むため、事業展開を加速させる方針だ。

また、自動車の空調の負荷を抑えるソーラーコントロールガラス、次世代の電気自動車やハイブリッド車で重要な役割を果たす太陽光発電用ガラスや電池用セパレーターなど、環境対応型ガラス製品の開発資金としても活用していく。

今回の公募増資で普通株式2億2200万株、第三者割当増資で1200万株を発行する予定。A種優先株を含む増資後の発行済み株式総数は9億0655万999株となる。

公募増資と第三者割当増資で最大で498億円を調達する予定。このうち、205億円を自動車用ガラス事業などの設備投資資金に、45億円を中国の合弁事業での設備投資に、100億円をA種優先株式の一部を取得し消却に充当するほか、長期借入金の一部の返済にも充当する予定で、財務基盤を強化する。